価格は当時6万円位だったと記憶しています。20代半ばの私にとっては少々勇気がいる買い物でした。店員さんの「やめたら?」という率直なアドバイスを振り切って清水の舞台から飛び降りるつもりで購入したことを今でも思い出します。
この靴はオーソドックスなラウンドトウで、スーツやジャケットに合わせやすいためヘビーローテーションで履きました。流石にロングノーズ全盛期以降は履く機会も減りましたが、最近は自分でもラストを削るようになってラウンドの奥深さを知り、クローゼットからこの靴を引っ張り出してきては参考にしています。
但し、この靴と全く同じでは少々古臭い感じがするので、あくまで基本形として捉え、自分の中では「シャープに見えて適度に丸い」、そんなイメージを形作っているところです。
今後も自分なりのラウンドトウを追求したいと思っています(卒展に出展する2足もラウンドに削っています)。
今後も自分なりのラウンドトウを追求したいと思っています(卒展に出展する2足もラウンドに削っています)。