ラベル 11-12年期生/イワイ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 11-12年期生/イワイ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2013/01/25

冬のつよい味方

ここ最近、寒い日が続きますが
皆さん体調はいかがでしょうか

卒展に向け、忙しい頃ですし風邪には充分気をつけたいものです

さて、画像のコたちはわたしの冬のつよい味方です

少し前に撮ったものなので
今はラ・フランスのシーズンがそろそろ終わって
みかんが仲間に加わる頃でしょうか

ビタミンCたっぶりの彼らは
みんなそれぞれに色味も美しく
熟れ具合によって
ところどころにムラがある様が
なんとも言えない趣があります

まさに自然な色合い
靴を磨く際、補色や仕上げのお手本にしたいものです



2012/02/20

芳しき靴


先日 チャンを作りました

松脂を火にかけ 油で練って作るチャンは
熱していると非常に濃密な薫りを発します

当初は吐き気さえ感じたほどの刺激臭も
今ではスモーキーでこころ落ちつく薫りとなりました
(きっとこの発言に眉をひそめる方も多いと思いますが笑)

靴を作っていると
常に何かしらの薫りが漂っていたりします

チャンの濃密で力強い植物の香

メンチュウロウのバタースカッチのような甘い香

仕上げに使うワックスの芳醇な蜜蝋の香

そして革自体の香

それは 鼻から最も離れた位置にあることが
もったいないくらい贅沢な薫り

そしてきっと履いているだけでは気づかない香

お酒をのみながら靴を磨くのが趣味という方がいらっしゃいますが
そんな方にはきっと靴は嗜好品であり

そして私にとっては
常に思考し、幾度も試行し、永遠に志向する至高のもの

今も卒展に向け日々格闘しております

無事 2足仲良く晴れ姿を披露できますように・・・

2011/12/19

皮 革 靴


先日 底材屋さんで
月型やらウェルトやら
本底やらを買った

様々なかたちに切り出された革たち

なめされて皮から革へとかわり
今や原型もとどめないけれど
もとは牛や豚のかたちをしていたわけで

それを想うと
たいそう罪深く贅沢なものを扱っているのだと
あらためて感じたりする

それなのに ともすると
単なる材料、素材としてなんとなく扱ってしまっていたりもする

とても傲慢なはなしだ


革に対して謙虚に
一片たりとて無駄にすることなく
その革の性質、その皮の生前の歴史を見極め
よりベターな方法でもって活かす

こうやって学んだことを悟ったように書いていると
自分の未熟な技術の
“犠牲”となった革たちに罵られそうでおそろしい

気を引き締めて彼らと対峙していかなければ
そうおもう今日この頃です

それにしても

平面の革がこれほど起伏に富んだ足を包むくつになるなんんて

牛を包むくらいだから当然といえば当然だが

よくよく考えるとすごいことだ

革が化けるとかいて
“靴”などと
よく言ったものである