2010/12/17

百聞は一見に如かず

靴の勉強をしてるからには靴の聖地ノーサンプトンに行くしかない!と思い今年の夏休みに行ってきたのでその話を。



ノーサンプトンへはロンドンのEuston駅からNorthampton駅行きに乗って片道£22.80。ちょうど1時間の旅。







車窓からは街も見えるけど、緑が多く、牛、馬、羊がたくさん見える田舎の風景。







到着してみると、ここが靴の聖地かぁ…
と感慨にふける間もなく、動物園と同じ家畜の臭いがしてきます。。




まず目指したのはJohn Lobb。

徒歩でも行ける距離だったけど、駅からBlack Cabで移動。
運転手に「John Lobbのファクトリーショップに行きたい」と言ったらすぐ分かってくれ10分弱で到着。

すごく地味な外観。。
入口は写真の左側の茶色いドアで、インターホンを押して開けてもらいます。
入って2階に上がってみると、小さな倉庫とオフィスが一緒になったような部屋。

棚にサイズ別に靴箱が積まれていて、モデル名や色、値段などが書かれてて、脚立を使い自分で探すシステム。
おばちゃんが一人いて、「何を探してるの?」「サイズは?」「そこで試着して」と親切に対応してくれる。

キョロキョロと倉庫を物色して1足購入。

私は英語が苦手なので、工場を見たいとか説明できるわけもなく、ただアウトレットに買い物しに来たみたくなっちゃいました。
ちょっと残念。


John Lobbのあとは、徒歩でTricker'sへ移動。




のんびりと田舎街を歩く歩く。
20~30分くらいで、Tricker'sに到着





ここもまた地味な外観。。
でも映画『Kinky Boots』で観た画と同じで感動できます。

入口がわからず迷っていたところ、隣の建物からお兄さんが偶然出てきて案内してくれました。
Tricker'sの人だったらしく、普通に工場内の作業場を抜けていくのでその後ろに付いて行く。

工場内は音楽が大音量で流れていて、みんな黙々と靴をつくってる。
『Kinky Boots』だ。。。
運よく工場見学できました。

で、案内された先にはファクトリーショップ。
ここはJohn Lobbとは違い、棚に靴が普通に陳列されていてお店って感じ。
お店はガラス張りで工場が見える仕組み。

陽気なおじさんがいて、私が持っていたJohn Lobbの袋を見て、「John Lobb、Crockett&Jones、Tricker's… と靴屋巡りかい?」とか言ってくる。
でも私は英語がいまいち聞き取れず、雰囲気だけで会話。。

で、また1足購入。

両手に紙袋をぶら下げて、次はChurch's


街の中心地を散策して駅まで歩いて戻り、また少し歩くと工場の看板が見えてきました。

John LobbやTricker'sなんかより建物がデカイ。
紳士靴を造る単体の工場としてはヨーロッパ最大規模らしいです。
たまたまなのか、工場の入り口が開いていてここでも工場内を見ることができました。
大量の黄色い木型がずらり。
まさに工場といった感じです。





で、隣接されたファクトリーショップはこちら。

またまた1足購入。。。




英語がしゃべれなくて色々な話を聞くことができず、ただの買い物日記みたくなってしまいましたが、自分の目で直接見ることができたのは良い経験となりました。
工場内の写真とか無くてすいません。

今回はJohn Lobb、Tricker's、Church'sにしか行きませんでしたが、ノーサンプトンにはCHEANEY、Crockett&Jones、Edward Green、BARKERなんかの工場や、靴の博物館もあったので、興味のある人は行く価値アリです!


…という夏休みの思い出。
長文にお付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m